PIRセンサ(SB00412A-1)とMilkcocoaで簡易見守りシステムを構築
見守りシステムで家の中に監視カメラを置くなんて話がありますが、さすがに部屋をずっと撮影されているといい気持ちはしないと思います。そこで、前の記事で紹介したaitendoの人感センサ(SB00412A-1)のデータをRaspberry PiからMilkcocoaにアップロードして、簡単な見守りシステムを構築します。
PIRセンサならば見られてる感もないですし、留守じゃないのに全く反応がなければ何かがおかしいはずなので、簡易的な見守りセンサーとしては役割を果たせるのかもしれません。
必要なもの
- Raspberry Pi
- PIRセンサ(SB00412A-1)
- ブレッドボード
- ジャンパーワイヤ 4〜6本
- 1kオームの抵抗 3個
配線
Raspberry Piで人感センサ(SB00412A-1)を5Vで利用する方法 - Yura YuLifeの記事を参考に配線してください。
Pythonからセンサー情報を取得してMilkcocoaへ送信
下準備
Raspberry Pi上でMilkcocoaのPython SDKをインストールしておきます。
$ git clone https://github.com/milk-cocoa/python_sdk.git $ cd python_sdk/ $ sudo python setup.py install
また、Milkcocoaのウェブサイトでアプリを作成して、API Key とAPI Secretを作成しておきます。
センサー情報をMilkcocoaに送信
以下のスクリプトを保存し、PIRセンサを接続したGPIOのピン番号、MilkcocoaのアプリID、API Key、API Secret、データストア名を記入します。
後は$ nohup ./pir_to_milkcocoa.py &
で動かしておけば、30秒毎にMilkcocoaにJSONデータが送信されます。
アプリの管理画面から、確かにデータが送信されていることが確認できます。
データの可視化
Milkcocoaのfreeboardを利用して、データを可視化します。
画面右上のDatasourcesにデータストアを追加します。DATASTOREにデータストア名を記入、API
はpush
を選択します。
続いてADD PANE
からPANEを追加します。TYPEはSparkline
、VALUEにはdatasources["データストア名"]["value"]["count"]
と記入します。
下図のように30秒ごとの検知回数がグラフ化されます。
コレを使えば、不在のはずなのに0以外の値が頻繁に返ってきたり、在宅のはずなのに0ばかりの場合は何かおかしなことが起きている、くらいのことが分かりますね。