Yura YuLife

ITエンジニアの覚え書き。

PIRセンサ(SB00412A-1)とMilkcocoaで簡易見守りシステムを構築

見守りシステムで家の中に監視カメラを置くなんて話がありますが、さすがに部屋をずっと撮影されているといい気持ちはしないと思います。そこで、前の記事で紹介したaitendoの人感センサ(SB00412A-1)のデータをRaspberry PiからMilkcocoaにアップロードして、簡単な見守りシステムを構築します。

PIRセンサならば見られてる感もないですし、留守じゃないのに全く反応がなければ何かがおかしいはずなので、簡易的な見守りセンサーとしては役割を果たせるのかもしれません。

f:id:yurayur:20160228212211j:plain

必要なもの

配線

Raspberry Piで人感センサ(SB00412A-1)を5Vで利用する方法 - Yura YuLifeの記事を参考に配線してください。

Pythonからセンサー情報を取得してMilkcocoaへ送信

下準備

Raspberry Pi上でMilkcocoaのPython SDKをインストールしておきます。

$ git clone https://github.com/milk-cocoa/python_sdk.git
$ cd python_sdk/
$ sudo python setup.py install

また、Milkcocoaのウェブサイトでアプリを作成して、API Key とAPI Secretを作成しておきます。

センサー情報をMilkcocoaに送信

以下のスクリプトを保存し、PIRセンサを接続したGPIOのピン番号、MilkcocoaのアプリID、API Key、API Secret、データストア名を記入します。

後は$ nohup ./pir_to_milkcocoa.py &で動かしておけば、30秒毎にMilkcocoaにJSONデータが送信されます。

f:id:yurayur:20160229000612p:plain

アプリの管理画面から、確かにデータが送信されていることが確認できます。

データの可視化

Milkcocoaのfreeboardを利用して、データを可視化します。

画面右上のDatasourcesにデータストアを追加します。DATASTOREにデータストア名を記入、APIpushを選択します。

f:id:yurayur:20160228214827p:plain

続いてADD PANEからPANEを追加します。TYPEはSparkline、VALUEにはdatasources["データストア名"]["value"]["count"]と記入します。

f:id:yurayur:20160228214658p:plain

下図のように30秒ごとの検知回数がグラフ化されます。

f:id:yurayur:20160229000140p:plain

コレを使えば、不在のはずなのに0以外の値が頻繁に返ってきたり、在宅のはずなのに0ばかりの場合は何かおかしなことが起きている、くらいのことが分かりますね。

参考URL